Kyoto University Advanced Nursing Sciences

日本語

English

本学博士課程卒業生が、学会で表彰されました

26th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS2023) Best Poster Presentation Award  2022年博士課程修了の中本五鈴(現在東北大学助教)さんが受賞しました。博士課程で、日中の光が、尿排泄の概日リズムの位相に影響を与える(Nakamoto et al., 2021, Scientific Reports.)ことを明らかにしました。引き続き、高齢者の朝の光曝露が夜間排尿と関連し、その結果、夜間排尿によって覚醒するまでの時間(夜間の最初の睡眠継続時間)が長くなるのではないかという仮説を、2013年から2016年にかけて長浜市で実施されたながはまコホート研究の65歳以上の3,628人を対象として解析しました。

結論として、朝に明るい光(1,000 lx以上)をあびる時間が長いほど、就寝から夜間排尿までの睡眠継続時間が3時間以上となることと関連していました。私たちの生活での光環境と、夜間排尿行動に着目した研究です。