Kyoto University Advanced Nursing Sciences

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京都大学女子学生チャレンジPJに、本学科の院生らの研究が採択されました

京都大学男女共同参画推進センターが今年度からスタートした「女子学生チャレンジプロジェクト」に、本学科の先端看護科学コースの院生を含む大学院生3名からなるチームのプロジェクト「難病女性患者のリプロダクティブ・ヘルスを考える―就労世代の視点から―」が採択されました。本事業では、女子学生が自らの好奇心や探求心を持ちチームで課題に取り組む活動を支援します。 

https://www.cwr.kyoto-u.ac.jp/story/w-challenge/

難病に罹患する生殖可能年齢かつ就労世代の女性患者は、治療とライフイベントとの両立が求められる立場にあります。特にリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)にまつわる課題について検討するために、調査とシンポジウムを実施するプロジェクトを立ち上げました。本チームは、人間健康科学系専攻博士後期課程の磯部よつ葉さん、社会健康医学系専攻専門職学位課程の桧山きららさん、花田彩愛さんからなります。もともと看護学専攻出身の3名で、看護師・保健師・助産師の視点をもち課題に取り組みます。 

下記に、採択者からのコメントです。

磯部「難病の女性患者さんと接する中で、妊娠・出産に関する悩みや、それに伴う生きづらさを見てきました。助産師・看護師の立場から、他の医療者や研究者も巻き込みながら、課題を検討していきたいです。」 

桧山「専門として研究しているヘルスコミュニケーションの観点から、患者さんと医療者がリプロダクティブ・ヘルスに関してより話し合いやすい機会を設定できないか、プロジェクト内で取り組んでいきたいです。」 

花田「保健師として行政の場で実際に難病患者さんの支援を行ってきた経験を活かし、病気の治療と生活を両立しながら自分らしく生きていくことができる環境づくりに貢献したいです。」 

本学科で培った力で、大いに羽ばたいてくださることを期待しています。