Kyoto University Advanced Nursing Sciences

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ライブ型オンライン講習で、胸骨圧迫とAEDの使い方を学びました

2015年から全ての新入生を対象にした救急救命講習も今回で7回目(2020年度と2021年度はCOVID-19の影響で中止)、京都大学ではこれまで 2万人以上の学生がこの講習を受け胸骨圧迫とAEDの使い方を学んでいます。

この講習は人間健康科学系専攻から提供する全学共通科目扱いとなっており、医学研究科・人間健康科学系専攻各分野の教員を中心に、予防医療学分野(石見拓教授)、初期診療・救急医学分野(大鶴繁教授)に協力を得ながら、2023年​4月4日~6日の3日間でのべ300人以上の教員がサポートスタッフとして参加し実施されました。

2021年度に行ったライブ型オンライン講習のノウハウを活かし、2023年度もライブ型オンライン講習を行いました。講習の途中には、Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用して、教員1人につき学生10人のグループに分かれ、お互い自己紹介をした後、胸骨圧迫を練習する演習を行いました。胸骨圧迫やAEDの使い方の技術を一方的に伝える講習ではなく、学生と教員がリアルタイムでやり取りをして胸骨圧迫がうまくできているか確認できるように工夫をしています。

オンラインで講習を行いましたが、98%の学生が救命処置の流れを理解できたと答え、91%が新入生ガイダンスで救命救急講習を受けることは有意義であると答えていました。講習後のアンケートでは、「もし目の前で人が倒れてしまったら、躊躇わず速やかに救命活動に取り組みたい。」や「京大構内だけでなく町や建物の中でもAEDの場所を見かけたら、把握しておきたい」など学生の声を聞くことができました。

今回の講習会は、京都大学の公式ホームページでも紹介されています。                     https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2023-05-12

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